Precious days

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心が軽くなる育児書、「[『育てにくい子』と感じた時に読む本。」佐々木正美著。を読みました。

こんにちは。

 

児童精神科医佐々木正美氏が書いた「『育てにくい子』と感じた時に読む本」を読みました。

 

この本を手に取った理由

1歳8か月の娘を今まで育ててきて、娘は他の同年代の中でも「育てにくい子」だと思っていました。

自己主張がとても強く、自分の意志が通らないと泣きわめいて、自分のしたいことを要求します。例えば、家族で出かける時、カバンを誰が持つか、傘を誰が持つかについてのこだわりがあり、従うまで大声でわめきます。公園で自分が次に使おうと思っていた遊具をほかの子が使い始めると、泣いて自分が使いたかったと主張します。スーパーでクレジットカードで支払いしようとすると、カードを自分が持つといって大声を出します。些細なことばかりですが、家でも外でも1時間に1度くらいは大声を出したり、泣いたりします。

一方で、警戒心もものすごく強く、見知らぬ場所、見知らぬ人は泣き叫んで嫌がります。4か月の時から人見知りが始まり、たまに会う祖父母が家に入ってくるだけで拒絶。1歳半検診などの集団検診は受付にたどり着いた時点で泣き始め、すべてが終わるまでに泣いて、少し落ち着いて、また泣いて怒ったりの繰り返し。ほかの子はあっけらかんとしているか、少し不安でもおとなしく抱っこされているというのに。

最近は言葉で説明すると理解することも増えてきて、以前よりは泣いたり怒ったりわめいたりすることが減りましたが、それでもまだ同世代の子に比べると「育てにくい」という思いがあり、この本を読んでみようと思いました。

 

この本の内容

本の内容は具体的な子育ての悩み相談に対して、一つ一つ佐々木医師が状況を分析しアドバイスをしていくものです。

悩み相談の中には、こんなものがあります。

ささいなことで泣きわめき続けます

現在3歳半の長男は、まったく私の言うことを聞きません。例えば、園に迎えに行ったとき「家に帰ったらアイス食べたい」というので、わたしが「これからおひるごはんだから、ご飯食べてからアイス食べようね」と言うとスイッチオン!「やだー!アイス!アイス!」と泣き叫び、わめき続けます。息子は小食なので、「ご飯を食べたらアイスもOK」と言っているのに聞きません。ほかにも夜中に冷蔵庫を開け「牛乳がないけど飲みたい」と泣き叫ぶなど、怒りのネタもいろいろです。しかも、毎日、何回も。...

こんな悩みに対して佐々木医師は次のように回答します。

「食べたい」「もっと遊びたい」「泣きたい」そんな欲求は誰にでもあります。けれど人は、多かれ少なかれそんな欲求や感情をコントロールして生きているのです。-中略-

 子どもがどのようにして「感情をコントロールする力」を身につけていくのかというと、それは、母親と感情(喜び・悲しみ・感動など)を分かち合う体験を積み重ねることから始まります。-中略-

 アイスが食べたいのであれば、食べさせてかまわないと思います。アイスをおいしそうに食べる子の笑顔を見て、お母さんも幸福を感じられたらいいですね。それが「喜びの共有」になります。-中略-それを数日続けてみたら、今度はお母さんを喜ばせてあげたくなって「アイスはごはんのあとでいい」というようになるかもしれません。-中略-

 こどもと「親の都合」に合わせようとしているうちは、感情をコントロールできるようにならないのです。逆に、親が子供に合わせていれば、必ず親の言うことを聞く子に育ちます。

 

佐々木医師は、「過保護」になることを推奨しています。佐々木医師がいう「過保護」とは「子供の望んでいることをやってあげすぎてしまう」こと、だそうです。

人間は「絶対に保護してもらえる」と思うと、伸び伸び行動ができるものです。-中略-いつでも守ってもらえると思うと、子どもは伸び伸び成長して、自分らしさをあますことなく発揮できます。-中略-

自分自身の価値は、他者に評価されることでしか実感できません。幼児期だったら、親や先生といった人に愛され、大切にされて初めて「自分は価値ある存在だ」と自覚できるのです。-中略-

親が自分の願いをかなえてくれていれば、今度は親の願いをかなえたいと思うものなのです。言うことを聞いてほしいなら、先に親が言うことを聞けばいいのです。

 いろんな子育ての悩みに対して、佐々木医師は、このように「過保護」になることを基本にして回答を提示しています。手がかかる子には十分手をかける。子どもがやってほしいことをやってあげる。たっぷり甘えさせる。そのほうが、子どもは満足し、将来の自立が早くなるというのが佐々木医師の考え方です。

 

本書を読んで

うちの場合、本書を読む以前から、娘に対しては過保護で接してきたと思います。

理由の一つは、要求を聞き入れないと、泣き止まなかったり、わめき続けたりして止まらないから。本当にそれでよいのか、甘やかすとエスカレートするのでは?という思いはありましたが、そうしないと事態がなかなか収まらないので、やむを得ず。

もう一つの理由は、大人にとってみれば些細なことであっても娘にとって泣くほどの問題が起きた時に、親が声をかけ手をかけてやることで、そういう場合はどう対処したらいいのかを少しずつでも理解するようになってくれたらという思いから。泣きわめきが「どうしたらいいの?」という問いかけなのであれば、その都度応えてやりたいと思ったからです。

本書を読んだ後は、これまでの対応を続けても大丈夫なのかなと少し心が軽くなる思いがしました。

実際、娘が言葉がわかるようになるにつれて、改善してきたこともたくさんあります。例えば、私の持っているクレジットカードが欲しいと要求した時に、しばらく持たせたあと「ママにどうぞしてくれる?」と聞くと「どうぞする。」といって渡してくれるようになりました。ベビーカーに乗りたくないと主張するときでも、しばらく抱っこして「~~に行くから、ベビーカーに乗ってくれる?」と聞くと、主張を曲げて乗ってくれるようになったり。

佐々木医師は「過保護」にすることは、子どもの自立を「待つ」というメッセージであり、待つことは育児の喜びだと書いています。

いつも余裕をもって見守ることは簡単なことではありませんが、娘をありのまま受け入れ、できる限り手を差し伸べて、感情のコントロールができるようになるのを気長に待ちたいと思っています。

佐々木医師のアドバイスは心に響くものが多く、子育て中のママパパがにとっては読むと心が軽くなる一冊だと思います。「育てにくい子」と感じていても、そうでなくても、是非読んでみてください。

 

 

 

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