Precious days

子育て中の日々の生活で見つけた、面白いこと、便利なことを発信します。

辻井伸行さんの母、辻井いつ子さんの子育てが感動的。「今日の風、なに色?」「のぶカンタービレ!」

こんにちは。

 

子育てについてとても考えさせられる本を読みました。

ピアニストの辻井伸行さんのお母様の著書、「今日の風、なに色?」「のぶカンタービレ!」です。全盲で生まれた長男伸行さんが音楽教育を受け、コンクールに参加し、プロのピアニストになるまでの経緯を描いた手記です。

 

f:id:Melissa7:20180815112955j:plain

 

 本の内容

辻井伸行さんは「小眼球」という障害を持って生まれました。視覚障害を知った母のいつ子さんは絶望や不安に苛まれますが、そんな日々の中、伸行さんの個性、可能性を伸ばすためのチャンスに積極的に自ら手を伸ばし、伸行さんに音楽を学ぶ環境を提供していきます。

1歳になる前から伸行さんの音に対する鋭敏性に気づき、1歳半からピアノのレッスンを4歳でバイオリンのレッスンを受けさせ可能性を引き出す一方、保育園に入れたり、野山や海など自然の中へ連れ出すなどの心を育てる経験もさせています。

伸行さんは8歳でモスクワ音楽院大ホールで演奏、10歳でピティナ・ピアノコンペティション金賞を受賞、12歳でサントリーホールで初リサイタル、13歳で佐渡裕指揮のらむるー管弦楽団と共演、14歳で東京オペラシティ・コンサートホールで東京交響楽団と共演、17歳でショパン国際ピアノコンクールポーランド批評家賞を受賞」、19歳でヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝。その後もプロのピアニストとして音楽活動を続けています。

2冊の本では、伸行さんの成長過程や様々な人との出会い、コンクールへの参加に伴う葛藤などが描かれていて、先生や周囲の音楽関係者が伸行さんをどう見ていたのか、母いつ子さんがどういう行動を起こし、どんな気持ちで伸行さんの成長をサポートしたのかがよくわかります。

 

いつ子さんのここがすごい、ここを見習いたい

息子の可能性を信じ、チャンスを積極的に取りに行き、音楽を学べる機会を惜しみなく与えたこと。

いつ子さんは当初、伸行さんが持って生まれた視覚障害について絶望しながらも、そのなかで伸行さんが既存の社会に溶け込むことを重視するよりは、伸行さんとしての個性を伸ばすためにはどうしたらよいかという問いに対して、他の視覚障害の活動家の方に会いに行くなどして、その解を求めようとしました。1歳半の息子のために美容院で音楽の先生の紹介を頼んだり、バイオリンが良いと聞けば、イエローページで先生を探して、自分も一緒にレッスンを始めるなど、チャンスがあると思えば積極的に取りに行っています。その後もいろんな人脈が繋がり、音楽を学ぶ機会や演奏活動の幅が広がっていったもいつ子さんの行動力があったからだと思います。

 

本人のやりたい意思を尊重し、環境を整えたこと

旅行先でのショッピングモールやホテルのピアノバーでピアノを弾きたいという伸行さんのために、ピアノを演奏させてもらえるよう交渉。その時の聴衆の喝采が伸行さんの喜びになり、音楽を人前で演奏することの励みになりました。

ショパンコンクールへの最年少での参加も「出たい」という伸行さんの思いに応えたものでした。準備期間が短い中でも練習を開始し、ポーランドでのコンクールにも、先生と一緒に1か月近く滞在。本番直前まで演奏の完成度を上げることのできる環境を提供しています。

 

感受性を育てるための環境もふんだんに与えたこと。

保育園に入れたり、自然に触れさせたり、演奏会前でも盲学校での移動教室に参加させ登山をさせたり、とにかくピアニスト、音楽家としての成長の前に、一個人としての感受性を育てるため、様々な経験を制限なくさせていました。

伸行さんの真っ白な心にそれらの経験はカラフルに刻まれ、伸行さんの表現する音楽にも反映されていることでしょう。

 

感想

太陽の光で生活リズムを刻めない盲目の子どもにはよくあることだそうですが、伸行さんが1歳から3歳ごろまでは、生活が昼夜逆転になることもあったそうです。発達も遅れがちで、自分の行動パターンが崩れると泣き喚くこともよくあったといいます。

普通ならそれだけでも挫けてしまいそうなのですが、いつ子さんは伸行さんの音楽の可能性を見出し、引き出すよう前向きに行動します。

いつ子さんの行動力は気持ちよいくらい潔く、良いと思ったことは直ぐに実現に向けて動き出すパワーが伸行さんの人生の道筋をつけてきた間違いないと思いました。

常に何か行動を起こすときに、いろんな制限を頭に浮かべためらってしまい、結局行動を起こさないことを選びがちな私ですが、その姿勢を見直し、良いことは直ぐにでも取り入れるように動けるようになりたいと思いました。

子育てに関しても、娘はまだ1歳7か月と思ってしまいますが、子供の成長は早いもの。いろんな経験をさせてあげることで、本人が好きだと思えること追求するチャンスをたくさん与えあげたい思いました。

 

にほんブログ村 子育てブログへ にほんブログ村 子育てブログ 2017年早生まれの子へ にほんブログ村 子育てブログ バイリンガル育児へ